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2008年7月

2008年7月28日 (月)

祖母との別れ

昨日の朝、実家から電話が入った。

いつもと違った父の声。

それは暗いのではなく、

やけにキリッと力強くたくましい声でした。

遠い故郷の家族の状況は

だいたい受話器から聴こえる電話の第一声で

「おっ、元気そうだな。」 「何かあったな。」 

「体調悪いな。」などと判断できるようになりました。

昨日も何かあったなと察し

それは祖母の訃報であるだろうことも直感で分かりました。

母方の祖母とは私が小学校6年生まで同居し

その後も密に接してきました。

両親とも働いていたので、

私の幼少時代は祖母が母代わりのように育ててくれました。

昨日から祖母との思い出が次から次へとあふれ出し

思い出しては涙ぐんでいます。

今春、家族で帰国した時に

すでに病床であった祖母に面会し

その弱った姿を見て

(次の里帰りの時は会えないかもしれない)という

覚悟ができ

祖母の手をしっかり握り

「ありがとう、おばあちゃん」と言えたことが

今の私に落ち着きを与えてくれています。

90歳と10ヶ月、大往生と言えるでしょう。

祖母の訃報を

夫マデの実家に伝えると

一緒に喪に服してくれました。

(バリでは家族に不幸があると特別なバンタン(お供え物)を

作り、不浄とみなされお寺もしばらくは入れません。)

義父母が「ナオミの祖母だって自分たちの家族だから。」と

言ってくれ、

その言葉は悲しみの心の中に
温かい雫を落としてくれたようでした。

気丈であんなに元気だった祖母が

触ると折れそうなくらい、痩せ細り

寝起きも、食事もひとりでできず、

しゃべることもままならない。

そんな状態が2年近く続いたので、

あの行動派の祖母は

今頃やっとこれで自由になれたよと

喜んでいるだろうな。

子供の頃、

「おばあちゃんもいつか死ぬと?

 死んだらいかんよ。寂しいけん。」

と毎日のように心配で祖母に言っていた時期がありました。

祖母は

「死なんよ。ナオミが大人になって幸せな顔を

 見せてくれるまではね。」

と答えました。

だからあの頃私は大人になるとおばあちゃんが死ぬので

大人になりたくないなと思っていたな・・・

晩年の祖母の老いた姿を見て

哀しさと寂しさを覚えました。

だけど、生きている限り

いづれ、両親にもそして私にもやってくる「老い」。

生涯を終えるとき

「幸せだった。ありがとう。」と言えるよう

そして周りの人に言って頂ける様な

生き方をしたい。

そう思うよ。おばあちゃん。

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「あなたの孫でいられて幸せでした。

 ありがとう。おばあちゃん。」

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2008年7月24日 (木)

海だ!海だ!海だー!

ウブドの緑の中に住んでいると、たまに見たくなる青い海

用事で友人のこず重さんとギャニャール方面へでかけ

思ったより用件が早く済んだので、
このままどこか行こうということになり

じゃぁ近場の海「ルビ・ビーチ」へ!

ウブドから車で約30~40分ほど走ったところにあり

ローカルによく利用されているビーチです。

夕方から夜にかけてはカップルでいっぱいだそう

バリ人の中ではこのビーチで男女が出会うと

瞬く間に恋に落ちやすく

このビーチで恋人同士がケンカをすると

瞬く間に別れがやってくるという伝説があるのだそう。

車を降りるとすぐに見える広い海。
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(向こうに見えるのはヌサペニダ島)

思わずビーチに向って駆け出すこず重ちゃん

「やっぱ走りたくなるよね。」と後に続く私とエリナときらら。

あー気持ちいい!!

次女のきららはまだ一度しか海辺にでたことがなく

あまりの広さにびっくり。

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(うわぁ、海は広いな、大きいなぁ)




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(えっ、降りるの。怖いよー)


U13 

(あれっ、海水って気持ちいいね)



U14

(まだ、まだ遊びたい。)

U15 

(最高!! たまらない!!)

このビーチでもう一つ有名なのは

ビーチに日本でいう「海の家」のように

たくさんのお魚料理の屋台が並んでいます。
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(竹の壁には手描きの絵がユニーク)

波の音を聴きながら、この風景を見て

魚の串焼きやスープ、芋入りご飯などを頂く。


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こず重ちゃんも私も

もう随分長くバリに住んでいるのに

「あー、ここはバリなんだねぇ。」としみじみこの幸せな感覚を

かみ締めながら、生ぬるいビールに氷を入れて飲む

あー、これもまたバリらしい(笑)


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(バリの風景にはバリ犬も欠かせないね!)

そして料理の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたー

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2008年7月20日 (日)

早いもので

バリでの新学期は7月です。

早いもので長女のエリナは今年度入園です。

もう数ヶ月も前から幼稚園に早く行きたいとはりきっていました。

過去に幼稚園の先生をしていた経験のある私は

入園式のイメージをすでに持っていたので

バリでのエリナの通う幼稚園の初登園日の

なんとさっぱりしていたことかと驚きですが、

ここはバリ。気にしません(笑)

桜の木の下ではありませんが、ヤシの木の下で

一応記念撮影もしました

私が現役の保育者の頃

入園してからしばらくは、必ずクラスにひとりかふたりは

皆のしていることを気にせず、勝手に自分のペースで過ごしている子が

いましたが、まさに我が子がそんな子でありました

自然に集団生活に慣れて落ち着いてくれるかな。

幼稚園の敷地内にはなぜかお店があり

子供の好きそうなソーセージが串に刺さったようなものや

小袋菓子やジューズなど誘惑がいっぱいです。

親としては困ったものですが、うまくしつけていかなきゃな。

私たち家族はエリナの入園によりまた新しい生活スタイルの

スタートです。

早寝早起きの健康生活ができそうです

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(起きたばかりだけれど、楽しんで行ってきまーす)

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2008年7月15日 (火)

人生最大のイベント

本日15日、ウブドでは盛大なるお葬式がありました。

王族階級のチョコルダ家の葬儀ということもありそれはそれは

スケールの大きなものでした。

この日のために何ヶ月も前から村の人々は

たくさんの労をかけて準備してきたのです。

日本のしめやかな雰囲気の中で行われるお葬式からは想像できないほどの

賑やかさで、お祭り騒ぎという言葉がピッタリあてはまります。

物売りさんまで出没します。

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(サロン売り) 


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(おもちゃ売り)

他にもピザ売り、ジュース売り、風船売りなどもいました。

この歴史に残る大きなお葬式を一目見ようと、

バリ島内外から海外からたくさんの見物客がやってきました。

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人・人・人。すごい人。

やっと日陰のいい場所を見つけて確保。

予定時間が遅れるのは毎度のことだけれど、

ただひたすら開始されるのを皆で待つ。

この日のために村の人々がかけた日数に比べれば

私などが2、3時間待つくらいで文句をいっちゃいかんと

思いながらもまだかなぁ、暑いなぁとひたすら待つ。

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(みこしを担ぐ人たちも待機中)

ウブド王宮前から出発し、皆で遺体の入ったみこしを火葬場まで担ぎます。

見たこともないような大きくて高いそのみこしが

私の前を通り過ぎた時、目がくらむほどの強烈なパワーを感じ

写真を撮る手が震えました。
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(遺体は写真の←ココと書いている部分に

 あります。)

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(みこしの後ろ側)

遺体の入ったみこしのまわりでは音楽が演奏され、

その音に合わせ踊り、皆が気合の掛け声を出す。

見学している人々からも感動の拍手が辺りに響き渡っていました。

火葬場に着くと、

みこしの中の遺体はこの牛の棺の中に移動し

火葬されます。
みこしも牛の棺もバリ人の手作りです。

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火葬は現在バリ時刻の夜9時をまわってもまだ終わっていない

もようです。

火葬が終われば灰や骨は海に流され、これにより魂は清浄され

天界に昇ると考えられています。

この世の修行を終えて天に召されることはすばらしいこと、

人生のフィナーレは陽気で雄々しく華やかに飾られる

バリのお葬式。

私もまだ興奮しているようです。

改めてこの島の人々に敬意を持った1日でした。

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2008年7月 6日 (日)

バリ島最高峰「アグン山」

バリ島には神聖なる山と呼ばれているアグン山があります。

悠々と聳え立つ標高3142mのその山は

トランブランコテージからも眺めることができます。

バリの人はこの神聖なる山の方向には決して足を向けて

寝たりしません。

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(朝6時半頃にコテージ併設レストラン2階から見たアグン山

 自然に合掌してしまうほどの神聖な感じを受けます。)

この1ヶ月間のうちアグン山の偉大さを改めて感じさせてくれる

出来事がいくつかありました。

6月にTBコテージにご宿泊いただいたY子さんは山が大好きな方。

是非アグン山に登ってみたいとおっしゃていました。

でもなかなかお一人だけの参加では登山決行してくれる

エージェントもなく、

周りの方々に「あの山は登るべき日がくる時でないと

いつでも簡単に登れないものなのでしょう。」と言われていました。

しかしその数日後に登るべき日が訪れたのです。

頂上に立った感動は言うまでもなく、

きっと登った人にしか味わえないものだったことでしょう。

ちなみに富士山に登られた時の2倍ほどきつかったそうです。

数日後、画家であるBさんがたくさんの

アグン山の絵画と共にチェックインされました。

Bさんにとってもこの山は神聖で偉大なものに映っていることが

絵を拝見してよく分かりました。

そして、そして

最近、家族共々おつきあいさせて頂いている

バリ島在住の画家である 森きくお先生油彩画展

漁師ウブドで開かれているので行ってきました。

1枚1枚違う表情を見せてくれるアグン山の油彩画が

展示されています。

森先生は一緒にお話しているだけでもとても楽しい方で

私の脳みそではとても発想できないものごとの考え方や捉え方、

また知識、経験、好奇心をお持ちで

「もっともっとお話したい。」という衝動にいつもかられます。

それなのに、この油彩画展に行くまで私は1度も

先生の絵を拝見する機会がありませんでした。

ワクワクしながら漁師ウブドに向かい、実際に絵を拝見すると

頭の先から足先までビビビビッとするような感動を覚えました。

あー、うまく言葉で表現できない。

7月いっぱいは漁師ウブドで展示されていますので

7月ウブドへお越しの方でお時間のある方は

是非のぞいて頂きたくご紹介させて頂きます。

漁師ウブドでお飲み物休憩されながら

またはお食事をとりながらアグン山の油彩画を

楽しまれステキなひとときをお過ごし下さい

詳しくはこちらをクリックしてくださいね!

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2008年7月 1日 (火)

これを見ると南国気分ね♪

バリを訪れて「あー、ここは南国だなぁ。」としみじみ感じさせて

くれることのひとつは、至るとことでバナナの木を目にすることです。

バナナの木はバリ人の生活に欠かせないもので

その葉をお供え物に使ったり、お皿代わりに使ったり

実や茎はおいしく食べれるし、家畜の餌にもなります。

最近では我が家でも友人たちと集まって食事をするときは

バナナの葉を洗って、お皿代わりにして食べています。

お皿を洗わなくて良いし、そのまま土にかえるしねっ

先日お庭にバナナの実がなりました。

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この写真の状態からおいしく熟すまで、

23ヶ月ほどかかるそうです。

私はつい、いつが食べごろかなぁって考えてしまいますが

メメ(義母)などは

「おっ、このバナナはいついつの祭礼行事のお供え物に捧げられるわ。」
などとちゃんと計算して考えられることが

さすがだ!お義母さま!と思う食いしん坊嫁でした

ところで、今年のガルンガン(バリヒンズーの大きな祭礼行事)は

820日です。

そのころバリ島へいらっしゃるお客様は島中が賑やかで

バリヒンズーのお祭りの様子を見ることができますヨ

(お知らせ)

この度、インドネシアもガソリンが高騰し、
同時に物価も値上がり
している状況です。

それにあわせてトランブランコテージでは

空港送迎代を
片道$15から
片道$20に値上げさせて頂きました。

どうぞご了承くださいませ。

 

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